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ソーシャルゲームってのは、従来のゲームメーカー(オタク側に近い)ところよりも、IT・モバイル業界の参入も多いので、絵についてはまたちょっと違った感覚を持っています。
だからリアルな絵はすごく重宝されるし、アニメ絵的なものは、やや買い叩かれる傾向にあるのかも知れません。ちょっと乱暴な分析かも知れませんが。
これは言おうか言うまいかちょっと迷ったんですが…
ソーシャルゲーム業界は、作家のレベルと原稿料の相場が、綺麗な階段状になっていない、そんな気がします。
それはまだこの業界の歴史が浅いことと、どんなメーカーでも等しく、ネットを使ってさまざまなイラストレーターとコンタクトが取れるようになったことが要因として大きいと思うのですけれども。
もうひとつ突っ込んで言ってしまうと…さっきのトップクラスの人々は別として、そこから一段下がる、上の下〜中の上くらいのイラストレーターが、案外安い価格で仕事を受けてしまっている印象があります。
もちろん、無理矢理働かされているわけではないし、双方合意のもとで決めている価格ですから、それが良い悪いという話ではないのですが、中堅どころの人たちの原稿料の伸びを止めているのは事実かなと思います。
まあ、ひとえに「君が受けないなら他を捜すからいいよ」と言われてしまう恐怖感ってのがつきまといますから、個人だと価格交渉もしにくいし、会社相手だとなかなか強気に出れない、とか様々な事情はよくわかるので…。
ところで今ソーシャルゲーム業界で確実に足りていないのは、リアルなファンタジー/戦国時代/三国志 系のイラストを描ける人ですw もう、ほんとにこれはどこも欲しがっている。どこのメーカーさんにお会いしても、半分以上の確率で言われます。
ここで急に漫画仕事の喩えで恐縮ですが、著名な漫画家さんであれば、いろいろな雑誌から執筆のお願いが来ます。そこで「今忙しいから」となれば、書いて欲しい編集部は「わかりました、スケジュールが空くまで何年も待ちますから是非うちの雑誌に」みたいに待ってくれたりするわけです。
しかし実は、ソーシャルゲーム業界ってのは案外、こうはいかないのです。スピードが重要視されるので、いくら巧い作家さんでも「あなたの絵が欲しいから貰えるまでゲームのリリーススケジュールをずらします」なんてことは当然ないわけです。
するとどうなるか。欲しい作家の絵を取るために、単純に原稿料の交渉になりやすい。同じ納期のほかの仕事のオファーがあるなら、端的にそれよりも高い原稿料でオファーすればいい、こういうことです。